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トヨタ自動車の分析

  • 執筆者の写真: 水辺
    水辺
  • 2019年11月9日
  • 読了時間: 4分

僕が最初に買った株であるトヨタ自動車の分析です。まだ持ってます。

僕のポートフォリオで一番の古株ですが、購入当時より株価は¥1,104上昇。含み益だけでなく、配当も累積で13万程になりました。最近のニュースでは業績も好調のようです。なんだかんだ有名な大企業に投資すれば、それなりに儲かることが多い典型例ですかね。投資をこれから始める人はネットや人に聞くより、とりあえず「この企業はそうそうつぶれないだろう」っていう大きくて有名な企業の株を少額買って、様子を見てみると投資の感覚もつかめて、何より長く持てるでしょう。大きな企業なら体力があるので、苦境からでも持ち直す可能性も高いですし、何より持ってる投資家がそれを信じられますからね。


銘柄分析にはいります。

現在の株価は¥7,905

PER:10.3倍。PBR:1.13倍。ROE:9.887% (全て連結)

自己資本比率は37.5%

配当利回り:2.78% 配当性向:34.10%

売上高営業利益率:8.16% 売上高経常利益率:7.56% 売上高当期純利益率:6.23%

売上高は3期連続の増加。

当期純利益は前期は前々期より減少。毎年大体2兆円前後ですかね。

国内シェアは4割超 。海外でも知名度とブランド力は絶大です。


PERは10.3倍。一般に割安の基準といわれる15倍より安いです。同業他社のPERはバラつきがあり、日本勢は14~17倍で推移しているところも多いので、割安だと思います。ちなみに、海外のライバルたちのフォルクスワーゲンやゼネラルモーターズのPERは6~7倍、現代自動車は15倍程度となっています。

PBRは1.13倍。解散価値よりは上ですが、ほぼ1倍、安いです。

以上から、収益・資産どちらの面からでも十分割安と考えます。

配当利回りは2.78%。配当性向的には増配余地はあります。ただ利益が横ばいで推移しているので、増配するかは微妙です。



良い点・購入するときに注目した点

正直購入時は良く知ってるから、くらいでした。しかし、やはり日本最大企業は伊達ではないわけですね。

PER、PBRともに低く、ROEは高い。流動資産が多い上、自己資本比率も高く盤石です。

車の好みは人それぞれ、しかし業績では国内の同業他社を圧倒しています。海外の自動車会社と比べても、2018年通年で販売台数で3位、売上高では2位、純利益では1位となっており、文句なく世界トップクラスの自動車会社です。世界中で商売をしていますので、既に日本最大にもかかわらず、海外市場の成長次第ではさらに大きな企業になっていく可能性も十分あります。

すぐに経営が傾くことは考えづらく、高い収益性でゴリゴリ利益を出しています。最近のニュースでも販売台数が過去最高だったとか。世界に名高いトヨタ生産方式は車の品質に並ぶ強力なブランド。今後も日本経済を力強く支えていくでしょう。PER10倍?まぁお安い!



問題点・リスク要因

割安銘柄ですが、以前のSECカーボンと同じように、国内外の景気に大きく左右される銘柄です。為替レート次第で大きく利益率が変化します。為替に対しての弱さはリーマンショックの時に比べてかなり改善されているらしいですが。短期的なリスクは為替や景気になりますが、長期的には海外で進むガソリン車の完全廃止の流れ、ライバルの動き、車という移動手段の今後のあり方、でしょうか。

ちなみに僕は今後も長く車は移動手段として健在だと思います。個人でも結局必要なことがちょくちょく出てくるんですよね。会社でも同様です。公共交通機関が進歩しても、やはり車は人が増え続ける限りは需要は増えていくのかなと。

ライバルの動きについて、最大のライバルであるフォルクスワーゲンですが、販売台数の割に売上は近く、純利益はトヨタが上、となっていますが・・・ただ実は研究開発費はフォルクスワーゲンがかなり多いんですよね。フォルクスワーゲンの純利益が低いのは研究開発に資金を投じているからでしょう。トヨタの研究開発費は各年によって前後しますが、傾向としては減少に向かっているのが気になるところです。また、トヨタの脅威としてテスラ、中国企業(上海汽車等)、インド企業がいずれ育ってくるかもしれません。ただ、テスラはまだかなり小さく、利益も出ていません。今の時点での現実的な脅威は中国の上海汽車や韓国の現代グループでしょうか。ここらの動きは要注意です。

既存ライバルの研究開発費の増加、新しいライバルの出現と絡んで世界で進むガソリン車廃止の動き。いきなり思い切り過ぎと笑いたいところですが、実際法律で決められると対応するしかありません。研究開発費の減少でライバルたち動きについていけないなんてことにならないと良いですが・・・。



結論

現状でも十分安いです。最初に買った記念すべき株ということもあり、僕はこれからもホールドします。日本最大の企業であり、最強の企業であるトヨタ自動車。しかし、安定性を求めるなら他の大企業もあります。当時の僕は最初に買いましたが、あえてこの銘柄をいきなりポートフォリオの主役にする必要はないかもしれません。既に輸入企業や公益株を保有しており、輸出企業を組入れたいという人なら当然選択肢に入るでしょう。日本を代表する素晴らしい企業ですので、魅力的な銘柄であることは間違いないです。




 
 
 

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