我がポートフォリオ最大の問題児メルカリの分析・・・・。
結論から言って、購入はお勧めできません。2行目ですが。
この銘柄は本当に問題が多く、良い点は限られます。
僕の失敗例としてご覧ください。
銘柄分析にはいります。
現在の株価は¥2,301
PER、ROE、赤字の為数値無し PBR:7.74倍(連結)
自己資本比率は25.5%
配当無し。
売上高営業利益率:マイナス
売上高経常利益率:マイナス
売上高当期純利益率:マイナス
売上高は右肩上がり。当期純利益は右肩下がり(ずうっとマイナス!!年々大きく!!)
国内フリマアプリ首位 。アメリカでも展開。英国子会社は解散。
・・・すいません。手抜きしました。いやだって、ただただマイナスだし。
マイナス何パーセントかよりも、この事業に未来はあるのか、という方が問題です。
これに関しては、僕は、、、フリマアプリに関してはいまだ強力な事業だと思います。
ただし、他にやってきた(そしてやめてきた)事業はことごとく失敗しています。何か新しいことを初めてすぐにコケさせ、また新しいものへ。良く言えば挑戦心あふれる行為。悪く言えば節操がない。
せっかく稼いだお金を謎の新規事業の立ち上げに使っています。2018年の第1四半期から2019年の第1四半期までの間に自己資本比率が半減。(なんで鹿島アントラーズ買った!?)正直、まず本業に全ての力を注いでくれよ、って思います、株主としては。なかなかに痛いのは、その本業のフリマアプリも濡れ手に粟とはいかないこと。宣伝費、人件費が重いです。販管費高すぎ問題。
これは赤字を出し続ける新興IT企業に共通して言えることですが、
「宣伝やめたら今すぐ利益だせるの?」
と言われてすぐに出せる企業は果たしてどれだけあるのか。特にIT系は規模拡大優先の傾向が大きく、株主還元は後でとなりがちですが、近年そういった姿勢に疑問符が付くことになりました。実際、メルカリが今後も利益を出せなかった場合、株主は投資資金の全てを失う危険すらあるのです。
良い点・買う時に注目した点
メルカリの知名度、これに尽きます。いまや、ITに疎い人でも「いらないものを売る」=「メルカリに出す」ぐらいに「メルカリ」が単語として成立しています。宣伝効果あるじゃん。利益出てないけど。
ちなみに11/15にメルカリがフリマ商品を海外から購入できるようにすると発表。売り買いの幅が大きく広がるはずで、珍しく株価が大きく上昇しました。こういうのでいいんだよ。
悪い点・リスク要因
リスクしかねえ!!って話ですが、あえて絞るなら、最近のLINEとヤフーの経営統合の問題。実現すればメルペイは敗北必至。ただ、これは逆に諦めがつくという利点も・・・?もう諦めてメルペイ売り払ってLINE・ヤフーの作る電子決済システムを導入すれば良いじゃないの?もちろん、統合が成るかは現時点では分りませんが。
あとは財政状況。やたら現金が多いのですぐには倒れない・・・はずですが、びっくりするぐらいお金使いまくるので、利益出てないのに!!
・・・書いてると悲しくなるのでこんなもんで良いでしょう。
結論
お勧めしません。大事なことなので2回書きますが。
少なくとも今買うのは冒険心が過ぎるのではないでしょうか。本業で利益が出ず、新規事業はことごとく倒れ、電子決済システムも王手がかかった状態。
ええ、まず本業で利益が出せそうか見極めてからでも遅くはありません。出せそうなら、そこから、他の銘柄と勝負。そこで、スタートラインです。
この銘柄の購入は明らかに失敗でした。これは僕のITに関する知識の無さ、無知な分野に飛び込むことに対する浅はかさ、展望のなさが招いた失敗です。メルカリ買うとかwwと煽られても返す言葉もありません。
・・・ただ、僕はメルカリの野心的なところは結構好きです。節操がなく、挑戦的で、身の丈以上のものを求める姿勢は最近の日本では希少だったからこそ、日本唯一のユニコーン企業になれていたのではないでしょうか。なんやかんや創業者(CEO)の野心に惹かれたのです。
なので僕はまだホールドします!!錯乱したのではありません。メルカリに投資するときに覚悟は決めていました。この資金、無くなってもやむを得ないと。一蓮托生とは言いません。状況次第では冷徹に切り飛ばします。ですが、今はホールド。良い子も悪い子も真似してはダメです。仮にここからメルカリの株が大きく上がっても、それはラッキーであり、ギャンブルに近いと思います。その資金を他に振り向けていた場合より良い結果になるかもわかりません。
色々書きましたが、僕のPFの刺激になる(主に悪いほうで)銘柄です。
僕も野心家、メルカリの野心に賭けてみます。
世界獲ったらんかーーーい!!
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