最近難しい本を読んで賢くなった気になっている水辺が、今のうちに一度ブログに書いて残しておこうという記事。
最終的には投げっぱなしで終わるので、結論が欲しい方は今回の記事は消化不良だと思います。
以下の記事は、「アセットアローケーションの最適化」というお高い本(税抜7,800円)を読んで急に思いついたことを書いています。
・一部は本の受け売り
・逆に、水辺の個人的な解釈・考えの部分もあるので、買ってみて内容が思ったのと違う可能性があります。
・水辺の解釈が間違っている可能性があります。また、本の営業妨害にならないように、内容については基本書きません。(あらましを言うなら、統計を用いながらリスクと期待リターンを算出して、不確実性やリスク許容度を織り込んで最適なPFの構築を図る・・的な本です。多分。ただし一応、統計の理解は不要、となっています。)
・あと、まだ全部読んでません。とりあえず今読んだなかで急になんか・・あふれる衝動がきたのでここに書きます。お目汚しすいません。
以上のことは先に記載しておきますので、ご了承ください。
資産を最も効率的に増やせるPF
株式100%のPFと株式と安全資産の割合が9:1のPFなら、どちらが効率的に資産を増やせるでしょうか。(ここでは仮に円と金を安全資産とします。絶対安全というより、相対的に安全資産と認識されているもの、という認識で行きます。)
これは、
効率的に考えれば株式100%
安全性や精神安定性を考えれば安全資産を入れたPF
という答えになると思いますが(僕はそう考えていましたが)
実際のところ、安全資産を盛り込んだ方が効率的に資産を増やせるのではないか?
というのが、今回の僕の思いつきです。
以下、本の受け売りを多分に含みます・・・(これが本の内容だとは言ってない)
投資は、将来の購買力を増やすのが主たる目的です。
よって、必ず自分が(将来の)生活で扱う通貨で計算する(日本脱出予定の無い方は円)ことが大切です。また、インフレに負ける事はあってはいけません。
各資産・銘柄について、年利〇%という表記は、注意が必要です。
仮に、過去3年間で、
70%, 70%, -70%のリターンを単純な平均リターンで表すと、平均23.33%の高いリターンですが、実際には3年目の段階で投資元本以下の状態になっています。(複利効果はマイナスのリターンに対しても有効である)
将来のリターンを正確に予測することはできません。未来は不確実です。
ですが、投資家は、過去のデータから未来の状態を予想します。過去のデータは完全では無く、予想は大概思い通りにはいきませんが、ある程度「起きる公算が高い(不確実性だが起きそう)」なことと、「どうなるかわからない」ことは認識できます。
以上を踏まえ、予測不能の将来に対する有効なPFを考えます。
※今のところ、本にはこの後書くようなことは書いていないので、ご了承ください。
将来の購買力を上げるには、株式が一番か。
多分そうでしょう。株式が一番リターンが高いと思います。区切る期間によりますが、長期的に見れば、(特に米国株は)株式が優位です。
多少の分散は必要としても、例えばインデックスに100%ぶち込みは個別のリスクを避けた上で効率よく資産が増やせそうです。
これは、「株式は基本右肩上がり」という過去のデータを基に予想しています。また、面倒なので国別に考えません。全世界株式インデックスみたいなもので想定します。
暴落を予測することは可能か
不可能だと思います。ここ最近も暴落論が浮かんでは消えたように、暴落論の的中というのはずっと言い続けて、来た時に予想通り!!って言うだけのことじゃないでしょうか?
ただし、株式は基本右肩上がりですが、「常に」右肩上がりではないのも、過去のデータから分かります。下降局面はどこかで来る公算が高いです。(その時期・規模・長さは予想できませんが)
機会損失を考えるなら、株式に常に投資した方が良い
とりあえず暴落は予見できないので、常に株式に突っ込んだ方が良いでしょう。
暴落からの反発は大きな利益を生みますが、相場の上昇局面に乗れば勝手に大きな利益が転がり込みます。配当も出ますし。
だが、一部安全資産に振り分けた方が、結果的に有効なのではないか?
これが僕の今回の思いつきなのですが、将来の購買力について、想定されるある状況下で購買力を維持、増加させることを考慮した方が良いのではなかろうか?
早い話、
「暴落がいつ来るかは予想できないけど、いつかは来る公算が大きいなら、それに資産の一部を使い備えていた方が、結果的に有効に資産を増やす結果に繋がるのではないか」
という仮定です。
つまり、
総額100万円 株100%PFで、さっきの年利23.33%の銘柄に投資した場合、
1年目 1,700,000
2年目 2,890,000
3年目 867,000
ですが、
株90%、安全10%なら、
1年目 1,630,000
2年目 2,701,000
3年目 880,300
となる、という具合。
相対的な安全資産(円・金など)の価値が上昇することで、より大きな差になる可能性が高いです。
ただし、上昇局面が長く続くほど、(また暴落の規模が小さいほど)株式100%の方が優位になります。
上の例は数字が極端なので年利10%くらい(暴落は50%・翌年に暴落時から50%戻す)でやってみました。10年後までシミュレーションしましたが、暴落年における資産は安全資産10%の方が大きかったです。もっと長くすれば逆転しそうですね。数字についても、入れる値次第なところはあります。
注意
この話は、暴落した年に安全資産を売って(使用して)株を買うことを想定しています。
暴落時にPFが全て含み損になり、身動きが出来なくなる株式100%よりも、
暴落時に上がる(あるいは下がらない)資産を売って、その資金で株式を買い叩く方が結果的に優位になるのではないか、という趣旨です。なので、暴落の翌年には、どちらのPFも株式100%になります。
精神的な負荷を減らす効果や投資家個人の生活状況の変化に備えることを考慮していません。それ抜きでも、安全資産に意味があるのではないか?ということです。
「長期では右肩上がり、大きな調整はある、しかし、結局前以上に戻ってまた右肩上がり」
まで読めるなら、基本株式に多くの資金を投じて順張りしつつ、暴落という未来の時点での自分に対して購買力を残しておいてあげる感じです。株は右肩上がりと思うなら、当然、そこで大きく買い叩いた方が資産を大きく増やせるはずです。
実際には、常にPFの10%を安全資産にするなら上の例えは不適切かもしれません。
(株を取り崩して安全資産を買わないと割合が崩れる)
兼業なら定期収入もあるので、より複雑になります。
また、暴落の大きさ、期間の長さは渦中にあっても分らないであろうということ、安全資産の売却と株式買い付けが適切に行われるかなど、不確定要素が多いのですが、
僕はどうしてもこれを残しておきたかった。
完全に個人の記録ですが、読んでくれた方になにか有益な情報があれば幸いです。
無くても怒らないでください。
長すぎるのでここで切ります。また書くかもしれません。
以上。最適なPFについての考察(ver1)でした。
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