はい。
昨日は上がりましたが、最近は地獄の爆損続きで悲しくなったのでえにからについて語りたい。
常日頃からVtuberについて無駄に書き殴って来たので、書こうかと思った一方、熱が入りすぎてちょっと長くなりすぎるので自制していた。
決算についてはちょっとだけ触りますが、もう・・読んで下さい。
特段の解説とかは無いです。分かりません。
あくまでにじさんじを見ていて知っていることを書きます。
Vtuber知らないけど業績で興味を持った方に参考になれば幸いですし、ならなくても僕を責めないでください。あとあくまで個人の視点なので、実態とズレていたり、勘違いしている点もあるであろうことは先に書いて責任逃れしておきます。
えにからというのは【ANYCOLOR㈱】のことです。
「にじさんじ」というVtuber事務所を運営しています。
なんでえにからって平仮名で略すの?って感じですが、むかしは「いちから」って会社だったのが海外受けでも狙ったのか突然「ANYCOLOR」になりました。(にじさんじと良く合っていた社名だったんですが)なのでファンの間ではひらがなでえにからが一般的だと思います。
にじさんじ公式番組にて所属タレントの笹木咲が「いちから!!えにから!!」とラップ調で歌ったのが印象的ですね。僕が印象的と言っているので印象的です。
Vtuber業界は現在大きな所属グループ(箱)が市場を分割している状態で、割と新規参入は難しいです。
一応ソニーとか大企業も入ってるんですが・・・
市場はほぼにじさんじ・ホロライブという2つの箱が分割している感じですね。
Vtuber事務所の絶対的な評価が難しい(YouTube以外のプラットフォームで活動している事務所もいれば、動画勢・生配信勢、ショート動画勢等、評価基準が難しい)のですが、基本にじホロが2大箱というのは異論が少ない所でしょう。
ちなみに僕的には「ぶいすぽっ!」という箱が恐らく3番手だと思っていたんですが、なんと他のVtuber事務所に買収されてしまいました。(なら買った所が3番手で良いでしょう。多分。)
ともあれそもそもVtuber自体がそれほど歴史のあるコンテンツでは無い為、2~3年で業界が一変する可能性は普通にあります。ていうか今まではそうでした。
なのでにじさんじが今後も事業を拡大して行けるかは結構不透明だと思っています。
ただ、少なくとも今年はとても良いでしょう。
今回の決算にも書かれていましたが、NIJISANJI ENが大きく当たっています。
英語圏向けの事業ですね。
去年突然爆誕したんですが、あっという間にバケモンみたいな成長を遂げました。
サロメ嬢のバズに隠れていますが、にじさんじでも過去最大級の成功でした。(水辺比)
あとは当然サロメ嬢です。こちらも決算に反映されてくるのはこれからですね。
新人も定期的にデビューさせているので今後も稼ぎ頭が増えて行くかもしれません。
ちなみに今年の1月ににじさんじ4周年を祝う最大級のイベントがあったのですがコロナで直前に中止になりました。その損失が今回発生しているので(そして今年リベンジ公演することが既に発表されているので)それも今後業績が上がる要因になるでしょうかね。まぁ正直イベントよりもグッズのが・・・・。
にじさんじのVtuber事務所としての特徴として、圧倒的に数が多いです。
にじさんじJPと先に挙げたNIJISANJI EN、にじさんじKR(韓国)、
にじさんじID(インドネシア)、VirtuaReal(中国)
の全てを足すとなんとVtuberが200人以上いる超大所帯です。
更にバーチャルタレントアカデミー(VTA)という事業(下部組織??)を持ち、そこも3期生まで募集中。
これがどれくらい多いのかと言えば、同じ大手箱のホロライブは海外とホロスターズ(同じ運営会社による男性Vtuberアイドルグループ)を合わせても約70人程です。
なんとにじさんじは2番目に所属人数が多い箱の3倍近くの人数がいることになります。
(ちなみににじKRとIDはJPに統合され、現在はにじさんじ、NIJISANJI EN、VirtuaRealの3つの区分けになりました。VirtuaRealについては中国bilibiliとの共同事業らしいのでそもそも統合はできないと思います。残されしEN・・・)
ちなみに適当に決算資料を見た限りではVirtuaRealについて全く分かりませんでした。(その他か??)一応名前は出てきますが。
現地で3Dライブまでやってるようなので人気はあるのかもしれませんが、そもそもえにからの業績に含まれているのか(何らかのリターンを受け取っているのか)謎は深まる。
いちおう箱大会にも普通に顔を出しているので、ライバー達的には「にじさんじグループ」ではあるっぽい。だが決算では謎。
あとかねてから所属するVtuber達はYouTube上のスーパーチャット、メンバーシップ等の収益よりもえにからが独自に売っている音声作品(ボイス)がとても儲かると明かしていました。
要はキャラクタービジネスとしてのグッズやデジタルコンテンツがとても大きな収益になっているのです。実際それは決算の内容からも見て取れます。
配信に関わる収益もそこそこあるとはいえ、
やはりVtuberビジネス、Vtuber事務所としてのえにからの業績は、
このグッズ・コンテンツ販売の成功にかかっていると言っても過言ではないかもしれないかもしれない。
まぁとはいえスパチャする人がグッズ買わないってのもなんか変な感じがするので、
スパチャみたいに見えやすい指標は参考にはなるかもしれません。コンテンツとしての収益力ですね。
個人的に思うのはVtuberというのはかなり属人的な仕事だというもので、
当初考えられていた炎上リスクが無いとか傷病による離脱が無いなんてことは一切無いし、
普通に各所属メンバーの気力体力による制約が大きくあるビジネスだと思っています。
グッズ・コンテンツはその問題を一部克服するものではあります。
これが既存のYouTuber事務所と違う所ですかね。
特にグッズは究極本人が完全に関与しなくても量産して販売できるので。
ともあれコンテンツとしての人気を維持するためにはある程度の配信は必要なのも事実。
卒業・引退等によって扱いもややこしくなることもあるので属人的な部分はやはり多くあると思っています。
個人的な感想でしかないのですが、
2大箱でいうと、カバー(ホロライブ)がこの問題を更に深くデジタル方向にコンテンツ化(アニメやらゲームやら作ってますし)することで解決を目指す一方で、えにからは
ものっっっっっっっっそい数を増やす。
という解決を図ったものと解釈しています。
何だかそういうとショボく思えますが、とても合理的な解決法だと思います。
個人で提供できるコンテンツ・企画・労働力には限りがありますし、
たくさんいれば個人の負担や休止・引退リスクを軽減できます(炎上リスクは上がりますが)。単純な事です。
Vtuberは個人事業主なので、給料で雇う社員とは別ものですしね。
まぁクソ簡単に言いましたが、増やす為には大規模な募集とプロデュースにかける資源が必要なので言うほど簡単では無いでしょう。しかしえにからはものっそい増やしてきた。
なので僕としてはサロメ嬢等の個人的な強さよりも、このものっそい物量こそがVtuber事務所を営むえにからの企業としての強さだと考えています。
戦いは数だよ、アニキ。
まぁちょっとアホみたいに長くなってしまったのでここで切りたいと思います。
また書くかもしれないし、書かないかもしれない。
あくまでも個人の主観によるものですのが、まぁ数字以外の面で参考に(なるか知らんけど)なれば幸いです。
まぁ余り信用しない方が良いでしょう。
そんな訳で。
24時からのサロメ嬢の配信を・・・・チェックだ・・・・!!
※追記
書き忘れていましたが、個人的には現在の株価は過剰だと考えています。
理由は単純に2~3年後業界自体がどうなっているのか全くもって不透明なためです。
僕はえにから、好きですけどね。
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